今度、瀬谷銀座の動画ツアーやることになりそうです。
そんな本業の関係で、相鉄線瀬谷駅の南側にある「瀬谷銀座商店街」に行きました。そして飯原精肉店のコロッケを家族のためにいくつか買ってきたのです。
今日はそのコロッケの話です。
このコロッケ、横浜で2番目に美味いのですよ。
家族に「なんで?」と聞き返された
揚げたてのホカホカのコロッケをもって自宅にたどり着いたわたしは、まず夫にコロッケを買ってきたことを言いました。
「今日は、横浜で2番目に美味いコロッケ買ってきたから、晩御飯に食べて」
すると夫が「???」という顔をして聞き返してきたのです。
「なんで2番目?」と。
確かに。
聞き返されて、わたしは理由を説明したのですが(後述)。
2番目っていきなり言われると「なんで2番目?」「なんで1番じゃないの?」って思いますよね。
“横浜で1番美味い”だと「ふーん」ってなる
ここでわたしが「横浜で1番美味いコロッケ買ってきたよ」と夫に伝えていたら。
夫はたぶん「ふーん、じゃあ後で食べる」という反応だったと思うのです。
なぜそういう反応になるかというと、
誉め言葉として、よくある言葉だから、よく言うセリフだから、なんですよね。
「1番美味い」っていう言葉が、ありふれている。ありがち過ぎるから、とでも言いましょうか…。
商品の美味しさを表すためのよくある言葉のひとつにしか思われない時があるのですね。
「1番美味い」とは、つまるところ、安直な誉め言葉に聞こえてしまうことが多い、ということです。
だからこそ、すごく主観的に聞こえてしまいます。「一番美味い」と思っているのは誰かというと、それを言っている人本人だけ、みたいなニュアンスにとらえられがちなのではないかと思うのです。
だから、冒頭に書いたように「横浜で2番目に美味いコロッケを…」と言うと、「なんで?」と理由を聞き返されるわけです。
「2番目に美味しい」って言われるのは悪くないのでは?
それで思ったのが、「横浜で2番目に美味い」って言葉は、悪くないというか、けっこう良くないですか? ということです(笑)。
後述で種明かしをしますが、2番目に美味いのは、あるコンテストで2位を獲ったからなんですね。客観的な理由がちゃんとあるんです。
「1番美味い」と言われると、「へえそうなんだ」と流されるものが、
「2番目に美味い」と言われると、「なんで?」と聞かれて客観的な理由を説明できる。
ただし「3番目に美味い」とか「4番目に美味い」とかになると、どうもこう、、しっくりこないわけです。
2番目である=高評価であり、且つ、きちんと理由がある
ということで、これって逆にいいことなのではと思うのです。
きっと、このコロッケをコンテストに出した飯原精肉店さんは、1位獲りたかったと思うのです。誰だって1位になりたいですよ(笑)。
でも、この2位であったということは、けっこうオリジナリティをもって誇っていける、良いPRポイントなんじゃないかなと思うのです。
2位、2番目に美味しい。かなり良いワードですよ(!)
横浜で2番目の理由はちゃんとある
で、種明かしをしますね。
公式WEBサイトに、そのコンテストのことが書いてあります。
飯原精肉店
https://www.iihara-seinikuten.com/
自家製コロッケは平成23年に行われた『ガチコロ』ガチでうまい横浜の商店街コロッケNo.1決定戦で銀賞を受賞
自家製メンチカツは平成27年に行われた『ガチあげ』ガチでうまい揚げ物No.1決定戦で銅賞を受賞
平成25年瀬谷区認定『瀬谷の逸品』自家製コロッケが選ばれました
これどういうことかと言いますと、横浜市商店街総連合会がやっている、人気投票キャンペーンの「コロッケ編」で、惜しくも1位は逃したのですが2位だったということです。
5790票のうち、473票を獲得したと公式サイトにあります。
種明かしとしてはそういうことなんですが。ここのお店のコロッケはね、
なんというか……美味しいですね。
あれこれ言うのは蛇足と思うぐらい、美味い。味がしっかりあって冷めても美味しいです。
わたしも一度取材させていただいていまして。
北海道の”羊蹄”というジャガイモを使っているそうで、実際食べてみるとしっかり味があってですね。冷めても美味しいんですよね。
ご本人は「特別なことは何もしていない」と謙遜されていましたが、こう…王道の味なんですよね。スタンダードに美味いんです。
注文すると、その場で揚げてくれます。
これをお読みいただいた皆様も、ぜひ「横浜で2番目に美味いコロッケ」を食べに、瀬谷銀座商店街を訪れてみてはいかがでしょうか?